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豆知識

グランドピアノとアップライトピアノの違い・仕組みについて解説!

    グランドピアノとアップライトピアノは同じピアノです。

    よく発表会や舞台で使われるのはグランドピアノで、一般家庭での練習によく使われるのはアップライトピアノですね。

    見た目以外で違う点はまだまだあるのですが、他にはどこが違うのでしょうか。

    同じピアノだけど、違いを知ると、より、ピアノに愛着が持てることでしょう。

    今回の記事

    • グランドピアノとアップライトピアノの特徴
    • 仕組みがどう違うか

    今回は、グランドピアノとアップライトピアノの違いと特徴・仕組みについて解説していきます。

    グランドピアノとアップライトピアノの違い

    グランドピアノとアップライトピアノは見た目から違うことが分かります.

    他にはどこが違うのでしょうか。

    グランドピアノ

    コンサートホールや発表会などでよく使われるグランドピアノは弦が水平に張られている分、構造上音の伸びが良く、素早い打鍵が可能になり、キレイな響きと豊かな表現ができるピアノです。

    これから本格的にピアノを弾き続ける、音楽の大学へ行くなどの目標を持っている方におすすめです。

    アップライトピアノ

    一般の家庭でよく使われています。奥行きがないので、スペースに困りません。

    垂直な構造上、鍵盤を連打する動きは思ったようにできないこともあるでしょう。

    このように、アップライトピアノは趣味で弾きたい方に向いているといえます。

    グランドピアノとアップライトピアノの仕組みの違い

    グランドピアノとアップライトピアノの仕組みを説明していきます。

    それぞれの仕組みの違いには以下のようなものがあります。

    仕組み

    • 形状
    • ダンパー
    • ペダル
    • アクション

    仕組みの違い①形状

    グランドピアノとアップライトピアノの一番の違いは形状が違うということです。

    内部機構が水平に広がっている構造がグランドピアノに対し、内部機構が垂直にできているのがアップライトピアノということです。

    アップライトピアノは垂直にすることで、省スペース化を図っているのです。

    グランドピアノは奥行きがあるので、一般家庭ではかなりのスペースがないと置くことが困難

    スペース、値段などを考えるとアップライトピアノの方が手軽さはありますね。

    また、ピアノの調律についての記事はこちらの記事を参考にしてください。

    検査
    弾かないピアノの調律頻度はどのくらい?管理方法も解説

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    仕組みの違い②ダンパー

    ダンパーとはいったいどんなものでしょうか。

    ダンパーとは

    ピアノの各鍵盤についている1㎝の厚さの部品をいいます。音を止める役割があり、鍵盤を押している時は弦から離れていて、鍵盤から指を離すと弦にくっつき、振動が止まることで、音が止まる仕組みになっています。

    グランドピアノでは打弦する反対側から弦をおさえます。そのため、確実に音を止めることができるのに対し、アップライトピアノは打弦する同じ側からしかおさえることができないので、音を止める効果は少し低くなります

    ピアノ買い取りの注意点の記事はこちら!

    ピアノを高く売るためにするべきこと・最適な買取り時期はいつ?
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    仕組みの違い③ペダル

    グランドピアノについているペダルとアップライトピアノについているペダルは以下の通りです。

    グランドピアノ

    • ソフトペダル
    • ソフテヌートペダル
    • ラウンド(ダンパー)ペダル

    アップライトピアノ

    • ソフトペダル
    • マフラーペダル
    • ラウンド(ダンパー)ペダル

    ソフトペダル(左のペダル)

    • グランドピアノ:ピアノの鍵盤全体を右に移動させて、打弦の本数を3本から2本に変えることで音量を調節します。
    • アップライトピアノ :ハンマーレールを押し上げることで、音量を弱くします。

    ソステヌートペダル(グランドピアノの真ん中)

    ペダルを踏むと、ダンパーだけ弦に降りなくなるので、ペダルを踏み続けている間、音が伸び続けます。

    マフラーペダル(アップライトピアノの真ん中)

    ペダルを踏むと、弦とハンマーの間にあるフェルトが下りることで、音量を抑えます。

    ラウド(ダンパー)ペダル(右のペダル)

    ラウドペダル、ダンパーペダル、フォルテぺダルなどと呼ばれ、ペダルを踏むと、ダンパーがペダルからいっせいに弦から離れて、音を長く振動させることができ、豊かな響きが表現できます。

    アップライトピアノも同じ仕組みになっています。

    仕組みの違い④アクション

    次にアクションについて説明していきます。

    グランドピアノ

    鍵盤を押すと、アクションにテコの原理を利用して伝わり、ハンマーを上の方向にはね上げます

    力の方向が同じ方向に伝わツことから、アップライトピアノに比べると打弦の力が2〜3倍になるのです。

    また、ハンマーが完全に戻る前に次の打弦ができるので、早いトリルや連打が可能になります。(1秒間に約14回の連打が可能)

    アップライトピアノ

    アップライトピアノの垂直な形状から、押したときの鍵盤とハンマーの方向が同じではないので、力とハンマーの時間に差が出てきます。

    ハンマーを戻すときに、バネの力を使うので、グランドピアノほどの素早い連打は難しいです。(1秒間に約7回の連打が可能)

    ピアノの弦やアクション、鍵盤の数についても解説しています。

    グランドピアノとアップライトピアノの違いを知って納得のいくピアノ選びを!

    グランドピアノもアップライトピアノも同じピアノですが、数多くの構造の違いから、アップライトピアノの方が少し劣ってしまうでしょう。

    しかし、手軽に弾けるように省スペースでも設置できるというところにアップライトピアノの良さがあるのではないでしょうか。

    目的や環境によってどちらのピアノがいいとは言い切れませんが、本格的にピアノに携わっていきたい方は、グランドピアノで練習するべきだと思います。

    これらの違いを比べながらぜひ、参考にして自分に合ったピアノを探しましょう。