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ピアノ教本

ピアノ独学におすすめの教本の順番は?ハノンはどのレベルで使うのかも解説!

ピアノ教本

ピアノを始めたいけど、たくさんの教本があります。

「ピアノを独学で始めたいけれど、どの教本を使えばいいのか分からない…」

「ハノンはどのレベルで使うの?」

そんな悩みを抱えている初心者の方は多いのではないでしょうか?

実際、市販されているピアノ教本は種類が多く、順番を間違えると難しくて挫折しやすいのが現実です。

そこで本記事では、初心者が無理なくステップアップできるピアノ独学用教本のおすすめと正しい進め方の順番をわかりやすく解説します。

独学派でも安心して始められるよう、選び方のポイントもご紹介します!

ピアノ教本には順番が決まってるの?

ピアノ教本には、これといった順番が決まっているわけではありません

進み具合によって順番が前後することもあるし、必ずこの教本をやらないといけないという決まりもないのです。

しかし、ピアノ教本とはピアノを学んでいくにあたっての基礎知識や技法などを学ぶための本であり、段階を踏みながらレベルを上げていくものです。

線引きはないけれど、「この教本はだいたいこのレベル」という目安はあるので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

また、大人になってからピアノを再開したい方、ブランクがあってどこから始めていいのか迷っている方は参考にしてください。!

ピアノを独学で学ぶ教本の順番は?

ステップ

ここでは、代表的なピアノ教本の種類と順番をレベル別に紹介していきます。

だいたいレッスンをしていると以下のような順番で学ぶことが多いです。

ここから、ひとつづつ解説していきます。

教本

  • 初級 バイエル・ブルグミュラー・ツェルニー100番・ピアノの練習ABC
  • 中級 ソナチネ・ツェルニー30・40番
  • 上級 ソナタ・ベートーヴェンソナタ・ショパンエチュード

ピアノ教本の順番・初級

最初に、ピアノ教本の初級から紹介していきます

バイエル

ピアノを学んいてバイエルを知らない人はいないぐらい有名な教本で、ドイツ生まれのバイエルという作曲家が作り出しました。

入門者の教本という感じですね。

全部で106曲から成り立っていて、少しずつステップアップしていきます。

したがって、年齢問わず取り組みやすく、しっかりと基礎から学べるような内容になっています。

最初は片手から入っていき、両手へ進んだら少しずつ拍子の種類や強弱記号が増えていき、無理なくステップアップしていけます。

筆者
ブルグミュラーへの準備段階といえるでしょう。

・バイエルの種類と練習期間についても記事もぜひ、参考にしてください!

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ブルグミュラー

ドイツ生まれの作曲家であり教師であったブルグミュラーが作った教本です。

ブルグミュラーは、一つ一つに題名がついていて、その題名に合ったイメージを持ちながら練習していきます。

バイエルの後にソナチネは難しすぎ、その前にブルグミュラーを練習して、表現力やテクニックをみがくといった感じです。

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ピアノの練習ABC

ピアノの練習ABCは、フランスのル・クーペという作曲家によってつくられ、安川加寿子先生によって校訂された教本です。

この教本は、ツェルニー100番の代わりに使うこともあります

筆者個人としてはとても好きな教本です。

筆者
メロディが優しく綺麗で、一曲が1ページで収まり

さらに練習曲の前に予備練習が入っています。 

つい、口ずさみたくなるような癒される曲が多い練習教本です。

ツェルニー100番

この教本を作り出したツェルニーは、ベートーヴェンの弟子であり、リストの先生でした。

ブルグミュラーの曲的な教本とは違い、指の訓練という要素が強く出ています

レベル的には初級の上ぐらいで、ツェルニー30番(中級)に入る前の準備段階と言えるでしょう。

しかし、初級とはいえ簡単なものばかりではなく、少々難しいものも入っているので弾きやすいものから練習するといいでしょう。

筆者
100曲、全て弾くというよりも抜粋して丁寧に練習することをおすすめします。

また、ツェルニー100番と並行してブルグミュラーを練習することも多いです。

ピアノ教本の順番・中級

では、中級編へいってみます。

ソナチネアルバム

ブルグミュラーが終了すると、ソナチネへ進んでいきます。

ブルグミュラーに比べると曲も長くなってきて、少し複雑になり、中には中級以上のレベルの曲も入っています。

ソナチネは様々な作曲家の曲が詰まっていますが、その中にクレメンやクーラウなどが作曲した作品は、教育的な要素も含まれているのです

筆者
ソナチネアルバムは、作曲家別に掲載されています。

練習順序も記載されているので、ぜひ参考にしながら練習を進めてみてください。

ソナチネの次の段階にソナタがありますが、この2つの違いを以下の記事で解説しています。また、ソナチネにもソナタ形式が出てくるので、ソナタ形式についても参考にしてください!

ツェルニー30番・40番

100番に引き続きツェルニーには30番から60番まであります。

ツェルニーは、練習曲の要素が強いため、弾いていても楽しくないと感じてしまうことがあると思います。

そして、どんどん難易度も上がっていき、ツェルニー40番は中級から中級上ぐらいのレベルにあたります。

筆者
 ツェルニーでは技法的なことを学び、それと一緒にソナチネやソナタアルバムを併用することが多いですよ。

ピアノ教本の順番・上級

いよいよ上級編です!

ソナタアルバム

ソナチネアルバムの次にソナタアルバムがきます。

ソナタはソナチネの拡大版のようなもの。

したがって曲が長くなると同時に難易度も中級〜上級レベルになります。

少し時間がかかるけど、じっくりと取り組むことをおすすめ!

ベートーヴェン・ソナタアルバム

ベートーヴェンのソナタアルバムもとても有名です。

その中でもベートーヴェンの三代ピアノソナタと呼ばれるものが以下になります。

教本

  • ピアノソナタ第8番 悲愴
  • ピアノソナタ第14番 月光
  • ピアノソナタ第23番 熱情

ピアノソナタを弾くからには、ぜひ弾きたい曲ですね!

ショパンエチュード

エチュードとは練習曲を指します。

そしてレベルは上級上と言っても過言ではありません!

練習曲とは言えないほど、曲の完成度が高いのは「革命のエチュード」や「別れの曲」を聴けば納得いくと思います。

この教本もかなり難易度の高い曲から始まっているので、順番にこなしていこうとすると挫折の原因にも。

難易度が低いものから選んで挑戦してみましょう

ピアノ教本・ハノンはどのレベル?

ピアノ教本の定番中の定番!ハノンのレベルについてです。

ピアノ教本・ハノンは全レベルで使う!

ハノンは、どのレベルでも使える教本と考えて良いでしょう

同じパターンを繰り返し弾くことで、指を強化するための練習教本なので、全くの初心者から始めるよりは、両手で慣れてきたぐらい(初級上くらい)から始めることをおすすめします。

ハノンは初級から上級まで活躍します!

ハノンの練習方法についての記事も参考にしてください!

ピアノ初心者が独学で教本を選ぶときの注意点

ピアノ初心者が独学で学ぶ教本を選ぶときの注意点を解説していきます。

難易度の合わない教本を選ぶと挫折しやすい

初心者の方が最も陥りやすいのが、「有名だから」「評価が高いから」といった理由で、難易度の高い教本を選んでしまうことです。

特にクラシック系の定番である『バイエル』『ブルグミュラー』などは、前提知識がないと途中でつまずいてしまう可能性があります。

独学の場合は先生にアドバイスをもらえない分、自分のレベルに合った教本を慎重に選ぶことが大切です。
「1ページ目からついていけるかどうか」を基準にすると、判断しやすくなります。

「理論+演奏」のバランスが取れた内容を選ぶ

ピアノ教本には、大きく分けて「理論中心(音符・リズムの読み方など)」と「演奏中心(曲を弾きながら学ぶ)」の2タイプがあります。

どちらかに偏ってしまうと、以下のような問題が起きやすくなります。

理論だけ:音楽の仕組みはわかっても、実際に指が動かない

演奏だけ:指は動くけど、楽譜が読めない・応用できない

筆者

初心者が独学する場合は、簡単な曲を弾きながら理論も少しずつ身につけられる教本が理想的です。

「1冊の中に演奏課題と解説がバランスよく含まれているか」に注目しましょう。

自分の目的に合った教本を選ぶのが長続きのコツ

クラシックを弾けるようになりたいのか?」「趣味で好きな曲を少しずつ弾ければいいのか?」によって、選ぶべき教本も異なります。

例えばクラシック志向なら『ピアノスタディ』や『バイエル系』、
ポップス志向なら『やさしいピアノソロ』や『コード奏法入門』などが向いています。

注意

目的に合っていない教本を選ぶと、「興味がわかない」「曲が難しすぎる」と感じて挫折する原因になる

自分が「弾けるようになりたい曲やスタイル」から逆算して教本を選ぶことが、楽しく続けるためのポイントです。

ピアノ教本の順番とレベルを確認しながら練習をすすめてみよう

定番のピアノ教本を順番にレベル別に紹介してきました。

ここで紹介した順番はあくまでも目安であるので前後することは普通にあることです。

自分がだいたい今、どのぐらいのレベルにいるのか、ということは知っておくべきだし、次へのスッテップの目安にもなるでしょう。

そして、なによりも独学でピアノを学ぼうと考えている方の参考になればと思います。