子供がピアノを習い始めて楽しんでいたのに、いつの間にか練習しなくなっていた…。
なんてことは、ほとんどの親御さんが経験しているのではないでしょうか。
「ピアノの練習しなさい!」と毎日子供に言い続けているのに練習する気配がない、自分から練習するか待っているのに言われないとやらずに、もうイライラが止まらない…!
そんなことを毎日考えているだけで、気疲れしてしまいます。
どうしたら、気分よく練習してくれるのでしょうか。
今回は、親御さんがイライラしないで子供がピアノの練習をするための対処法を解説していきます。
子供がピアノの練習をしない時の声のかけ方
「ピアノの練習しなさい!」「なんでやらないの?」
というと、たちまちのうちにやる気は無くなってしまいます。
言い方を変えなければなりませんね。
そこで、子供がピアノの練習をさせるときの声のかけ方をご紹介します。
聴かせてとお願いする
子供がなかなかピアノの練習をしない場合
そういえば、あの曲すごく上手に弾けていたけど、また聴きたいなあ…。弾いて聴かせて欲しいな。
とお願いしてみるといいでしょう。
お子さんは親御さんに褒められることで嬉しくなります。
過去に弾いた曲でも、簡単な曲でもかまいません、「上手に弾けてたよ」「聴かせて」という一言でモチベーションが上がって得意そうに弾いてくれるでしょう。
どうやって弾いているのか聞いてみる
この曲の子の部分、良く弾けてるけどどうやって弾いてるの?教えてよ
一生懸命練習して弾けた部分を教えて欲しい、とお子さんに声をかけてみましょう。
教えるということは、気分も良く、得意な気持ちにさせてくれると同時に、「パパママに教えてあげられた!」ということが自信につながるのです。
良く弾けていたね、教えてくれてありがとう。
この一言を忘れずに伝えましょう。
ママ(パパ)が好きな曲だと言う
この曲、パパもママも好きな曲なんだよ。
お子さんは親御さんのことが大好きです。
したがって、親御さんが好きなものはお子さんも好きで、そのことはいつまでも心に残っているものです。
「パパやママが好き」と言ったら、気持ちを込めて弾いてくれるかもしれません。
子供がピアノの練習をしやすい環境とは
ピアノの練習には、本人のやる気と環境づくりが大切です。
目のつく場所にピアノを置いておく
ピアノの練習に少しでも意欲的に取りかかれるようにするためには、ピアノを置く場所を考える必要があります。
可能であればリビングなど、家族がいつも集まっている場所に置けるとベストです。
なぜなら、他の部屋にピアノを置いておくと、ピアノの練習のためにその部屋まで行く、部屋の冷暖房を付けておくなどの準備が必要になって、手間が発生してきてしまうからです。
そうなると、お子さんは億劫になってしまう可能性が高いです。
思い立った時にすぐ弾ける場所をおすすめします。
初めてピアノを考えている場合、中古で探す方法もあります。
電子ピアノも多数扱っているので参考にしてください!
≫≫石橋楽器店を見る家族でピアノに興味を持つ
楽しくピアノの練習をさせるためには、親御さんもピアノに興味を持つことはとても大切なことです。
ピアノは弾けないし、そもそも興味がない
親御さんが興味を持たないでお子さんに「練習しなさい」といっても、楽しんで練習しないと思います。
たとえ親御さんがピアノのことを知らなくても、お子さんと一緒に学んでみたり、音楽を流して一緒に聴いてみたり、と興味を持って音楽は楽しいということを教えてあげましょう。
大好きなパパ、ママの楽しんでる姿を見て、自分も楽しいと思えるようになっていくのです。
子供がピアノの練習につまずいたときの対処法
子供がピアノの練習していたけど、途中でグズッてしまうこともありますね。
そんなときの対処法をご紹介します。
対処法①休憩させるか練習を終わらせる
グズってしまったら一呼吸おかせましょう。
ピアノの練習をしていくにあったって、大人でも子供でもなかなか弾けないところは必ず出てきます。
まだ、自分の感情のコントロールが上手くできないお子さんは、つまずくとすぐにイライラしてしまったり、やる気をなくしてしまいがちです。
そんなときは
今日はおしまいにして明日またやろう
と、気持ちを切り替える言葉をかけてあげるといいでしょう。
機嫌が悪いまま弾こうとしても、効率的な練習が出来なくなってしまいます。
また、さらにグズグズが増してしまい「もういや!」となりかねません。
いったん練習から離してあげましょう。
対処法②子供に口出しをしない
つまずいてしまったときは、必要以上に口出ししないことです。
お子さんの弾き方が上手くいかないと、ついイライラしてしまいがちです。
「ここはこうでしょ、もう一回!」「どうしてできないの?」と、言いたくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかし、そんな時に練習をさせようとしても素直に聞いてくれなくなるのです。
アドバイスをするときは、お子さんの気持ちが落ち着いたときにしましょう。
子供のピアノをやる気にさせるためには、親のサポートがとても大切なのです。
ピアノの練習をしない子供にやる気を持たせるには
ピアノの練習を効率よくさせるための対処法を2つ挙げてみました。
時間を決める
最初は10分でも時間を決めて練習しましょう。
そして、いつ練習するかを決めると、毎日続けられるのではないでしょうか。
例えば
- ご飯のあと
- おやつのあと
上記の2つの例は、だいたい機嫌がいい時間帯なのではないでしょうか。
また、これ以外にも選択肢をいくつか出してみて、お子さんに選ばせてあげましょう。
なぜなら、自分で決めたことは守ることが多いからです。
それでもできないときは、いつやるのか、答えさせてあげるといいでしょう。
片手ずつ練習する
だらだらと長くならないように時間を決めたら、片手ずつ弾かせましょう。
ゆっくりと、つまずかずに弾けるようになったら徐々に早くしていき、慣れてきたら左手も。
お子さんの進み具合を見ながら決めるといいでしょう。
子供のピアノの練習は親も参加して楽しく!
まだ思ったようにできないお子さんにピアノを教えたり、毎日練習させるということは、親御さんの協力が必要です。
しかし、そんな親御さんがイライラしてしまっては、上手くいかないのです。
音楽に触れる機会をたくさん作って、楽しいということを伝えればイライラすることも減り、お子さんも楽しく練習できるでしょう。
それでもやっぱりイライラしてしまうようなら、お子さんも親御さんもいったん離れて一呼吸おくことをおすすめします。
親子で楽しくピアノを楽しむためにもぜひ、参考にしてくださいね。