ピアノは幼児期から人気の習い事です。
そして脳に良い刺激 を与える ということで知られています。
この記事では、幼児からピアノを始めるにメリットと、教え方のポイントをご紹介します。
幼児期【2歳・3歳】からピアノを始めるメリットとは
この幼児期からピアノを使って音を聴かせていると良いことがたくさんあります。
メリットを2つ挙げてみました。
メリット
- 音感が身に付く
- 脳に良い刺激を与える
では、説明していきます。
音感が身につく
小さい頃から始めると、まず絶対音感が身につきます。絶対音感とは、聞こえてくる音を「ドレミ」で聞き分ける能力のことを言います。
絶対音感を身に付けるには、耳が急速に発達するといわれている3歳から5歳ぐらいまでに訓練するといいといわれています。
必ずつくとは言い切れませんが、この幼児期に訓練すると身に着く可能性は高いのです。
脳に良い刺激を与える
ピアノを弾くときに、目・指・耳・脳をフルに活用することになります。
そのため、脳が急激に発達する3歳の時期は、さまざまな音を聴くと脳に大変良い刺激が与えられるのです。
もう少し成長してピアノが弾けるようになってくると、楽譜を見ながらピアノを弾く、暗譜するということで集中力や暗記力を高めることになるのです。
また、右手と左手を同時に使うことで、右脳、左脳の両方が活性化し、脳の伝達がスムーズになるといわれています。
ピアノを子供の時期から始めると脳にいい理由はこちらの記事で紹介しています。
ピアノが脳トレになると言われるには理由がある!脳に与える影響を解説
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幼児期【2歳・3歳】ピアノの教え方のポイント
早く弾けるようになってほしい!と願う親御さんも多いと思います。
しかし、無理やり弾かせるようなことをしては、嫌になってしまうことも。
最初は親御さんも一緒になって遊びながら教えてみましょう。
2歳・3歳児への教え方
この幼児期は自分でピアノを弾くことはまだ難しいので、音を聴かせることを中心に一緒に遊んであげましょう。
ピアノに触れさせるポイントは以下の通りです。
ポイント
- おもちゃのピアノを置いておく
- 親がピアノを弾きながら歌ってあげる
- 機嫌を見て鍵盤に触れさせてみる
- 手をたたきリズムを取りながら歌う
これらを解説していきます。
おもちゃのピアノを置いておく
まだ大きな鍵盤をたたく力がないので、おもちゃのピアノを置いておくといいでしょう。
バンバン叩いてみて音が出るということを体験させてみると音に対して興味を持つようになってきます。
親がピアノを弾きながら歌ってあげる
お子さんの好きな歌を親がピアノを弾きながら一緒に歌ってあげると、とても喜んでピアノの音に興味を持つようになります。
機嫌を見てピアノの鍵盤に触れさせてみる
お子さんの機嫌がいいときに、膝にのせて優しく指を持って一緒に鍵盤を押してあげるといいですね。
決して無理強いはせず、ぐずったらすぐにやめさせましょう。
手をたたきリズムを取りながら歌う
少しリズムを取り入れることを意識しながら、親御さんが手をたたきながら歌ってあげましょう。
幼児期は、耳で聴くことから始まります。
鍵盤を押すことがまだ難しい時期なので、どんどん歌を聞かせてあげることが大切です。
低い音を弾いて「ゾウさんが来たよー。」高い音を弾いて「ネズミさんがみいだね」
など、音を動物に例えてみると喜ぶと思います。
楽しい体験を沢山させてあげましょう。
幼児はリトミックから始めてみるといいですね!こちらの記事でメリットも紹介しています。
リトミックを幼児期から始めるメリットは?教室の選び方も紹介
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幼児期【2歳・3歳】にはピアノのおもちゃを
ピアノに触れさせたいと思うと、まずおもちゃのピアノを買ってあげたくなるのではないでしょうか。
ピアノのおもちゃの対象年齢はだいたい3歳ぐらいからとされています。
ここではピアノのおもちゃで遊ぶメリットをご紹介していきます。
成長しても遊べる
おもちゃは、その子の歳や発達度合いに合わせて変わっていくものですが、ピアノのおもちゃには年齢に制限がなく遊ぶことができます。
3歳ではまだ、たたくことしか出来なかったのに、少し成長すると好きな歌のメロディーが弾けるようになってくるのです。最初は1本指、それがいつの間にか5本指で!
そんな成長過程を見守っていくことができるところが最大の魅力です。
脳の発達に良い刺激を与える
おもちゃのピアノであっても自分の目で見ながら、自分の耳で聞きながら音を出すということ、そしてそのうち両手を使えるようになると右脳、左脳、どちらも活性化されるようになります。
ピアノは脳にとても良い刺激を与えてくれるのです。
感情豊かになる
子供はこれから様々な経験をしながら、感情が育っていきます。
中でも、ピアノの音色を普段から耳にしていると、その音色によってさまざまな感情を抱くようになっていくでしょう。
4・5歳の子供をピアノ教室に通わせるメリットと選び方を解説
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ピアノのおもちゃの種類
ピアノのおもちゃにはどのような種類があるのでしょうか。タイプ別にご紹介します。
クリスマスプレゼントにも喜ばれそうですね!
本物のピアノと同じタイプ
作りもしっかりとしていて、見た目からも高級感があります。音域も広く長く楽しめるでしょう。
電子キーボードタイプ
電子キーボードタイプのおもちゃは、鍵盤を押すとキャラクターの声が出たり、幼児向けの歌が内蔵されていて、音も見た目も楽しめるようになっています。
絵本タイプ
絵本と鍵盤が一緒になったタイプです。テンポもボリュームも調節でき、本には歌の歌詞も付いています。内蔵されている曲も豊富なので、いろいろな歌を楽しむことができます。絵本タイプなので収納に困りませんね。
幼児期はピアノの音に触れて楽しむことから始めよう
2歳、3歳の時期は脳の発達や感性を育むのに大事な時期です。
慌てずに、ゆったりとした気持ちで子供が楽しめる環境を作りながら、親子で楽しくピアノの音に触れて楽しんでみましょう。
ピアノのおもちゃもその子の個性に合ったおもちゃを見つけてくださいね!