よくピアノは脳にいいと聞くことがあると思います。
ピアノを弾くことが楽しいと思うことだけでも脳に良い影響を与えているのですが、指を動かしたり楽譜を読み取ることがさらに脳の活性化、脳トレになっているのです。
では、一体どのように脳に影響を与えているのでしょうか。
今回の記事
- ピアノが脳トレになると言われる理由
- ピアノが脳に与える影響
- 大人でも脳トレになるのか
こちらについて紹介していきます!
ピアノが脳トレになるといわれる理由は
ピアノが脳トレになると言われていますが、そこにはピアノの演奏方法に理由があるのです。
ピアノが脳トレになるのは両手が違う動きをするから
ピアノが脳トレになると言われる理由は、ピアノの演奏方法にあります。
それは、両手が違う動きをするということ。
さらに足でペダルまで踏むのです!
ピアノを弾きなれている人にとっては、普通のことだと思うけれど、両手と足がすべて違う動きをしているって、すごいことなのです!
複雑な動きをするということは、脳が活性化して脳細胞がとても刺激されているのです。
両手手指を複雑に動かすことで「前頭前野」が発達すると言われています。
ピアノが脳に与える影響は
ピアノが脳に与える影響について解説していきます。
ピアノが脳に与える影響
- 地頭がよくなる
- リスニング能力が向上する
- 記憶力がよくなる
- 癒しの効果がある
①地頭がよくなる
両手の複雑な動きは運動機能の向上・記憶力の向上・思考力が上がると言われています。
これらは脳をフルに活性化させ、地頭がよくなるようです。
②リスニング能力が向上する
音を聞き取る能力が向上していきます。
自分で演奏している音をよく聴いていると、音感までもが身に付くことになります。
これは、英語のリスニング力が上がることにもつながっていくと言われているのです。
子供の頃から音感を鍛える訓練をすると、絶対音感が身についていきます。
また、絶対音感が身についていなくても相対音感なら大人からでも訓練次第で身につきます。
そうすると耳コピができるようになってくるのです。
ピアノで耳コピできるようになりたい!どんなことをすればいい?
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③記憶力がよくなる
ピアノの発表会やコンクールなど人前で弾く場合、暗譜をすることになるのですが、暗譜をするということは記憶力の向上につながると言えます。
楽譜を読みとることが出来るようになるということは、勉強にも役立てられると言えるでしょう。
ピアノ暗譜のコツについての記事も参考にしてください!
④運動機能が向上する
ピアノは手だけ動かしているように思われがちですが、じつは全身を使って弾いているのです。
まず弾く時には、体がぶれないように腹筋や背筋を使って体幹を支えます。
それからペダルを踏むとき、強弱をつけて弾くときなど、全身の筋肉を使いながら弾いているのです。
それは運動能力の向上に大変役に立っているのです。
⑤癒しの効果がある
音楽には人をリラックスさせる癒しの効果があります。
好きな曲を聴く、または自分で演奏するということは心身に良い影響を与え、生活の質を高めることが出来るのです。
大人からでも脳トレ効果はある?
大人からでも十分に脳トレ効果はあります。
確かに子供から始めれば、脳の発達とともに大幅に成長し、勉強の面にも良い影響を与えることでしょう。
しかし、大人でもとても良い脳トレになっているのです。
子供のような大きな成長まではいかなくても、ピアノを弾くことで脳に刺激を与えています。
また、子供と違うところはピアノを楽しんで弾いているかどうかということです。
子供は親に言われて練習することが多いため、本当の楽しさをまだ知らないで弾いている可能性があります。
しかし大人になってからピアノを始める人は、ピアノを楽しみたい、好きな曲が弾けるようになりたい、という目的がはっきりしているため、
集中して練習することが出来るのです。
したがって、楽しみながらピアノを弾くということは、それもまた脳にとても良い刺激になっているということになるのです。
・大人から独学でピアノを始める時の定番教本を紹介しています。
独学で学ぶための定番ピアノ教本の順番をレベル別に紹介!
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また、ピアノ初心者におすすめの教本も併せてご覧ください。
子供から大人まで脳トレになるピアノはいいことが沢山!
子供からピアノを始めれば、上記で紹介してきたように記憶力や集中力、運動能力の向上が地頭をよくすることが分かります。
個人差はありますが、継続して楽しく続けることで期待できる効果と言えます。
大人から始めても、脳に大変良い影響をあたえ、脳トレ効果が出るのです。
実際に、ピアノを続けていると認知症になるリスクが低くなるとも言われているぐらいです。
ピアノを楽しみながら脳を活性化させて心身共に健やかな毎日を送ってみてはいかがですか?