そう思ったときにプレインベンションという教本があるのはご存じでしょうか。
プレインベンションはインベンションに入る前の準備段階の教本と言えます。
右手にも左手にもメロディーが入ってきて、最初はとても難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、プレインベンションは初級者でも入りやすく、インベンションの予習、という感覚で学べます。
今回の記事
- プレインベンションの特徴
- 難易度
- 練習の順番
今回は、わかりやすく解説していきます。
プレインベンションとはどんな教本?
インベンションに入るための予備練習の教本
プレインベンションとは、バッハのインベンションに入る前の予備練習の教材として有効な教本になります。
この教本の曲は、バロック時代のバッハ、バッハの父、ヘンデル、モーツァルトなどバロック時代に活躍した作曲家たちの小作品集と言えます。
プレインベンションの特徴
- 初級からも取り組めるように2声の曲集からできている
- 一つの曲が1ページから2ページと短くできている
- 練習していく順番が教本に記載されている
このように、初級者も無理なく取り組めるような内容になっているのです。
・プレインベンション教本
・プレインベンションの教本がCD付きです。
よく聞いてイメージをつかんで練習するといいですね!
プレインベンションの難易度は?
初級からでも始められるレベル
プレインベンションの難易度はバイエル終了ぐらいです。
ブルグミュラーと併用することもあるので、初級から取り組んでいけます。
しかし、プレインベンションは右手も左手もメロディーが入ってくるので、今までやってきた左手は伴奏、右手はメロディーという形式ではないことを覚えておきましょう。
最初は少しややこしく、人によっては苦手意識を持ってしまうこともあるかもしれません。
譜読みの仕方の記事も併せて参考にしてみてください。
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プレインベンションには練習の順番が決まっているの?
プレインベンションは弾く順番が1番からではなく、順番が本に記載されています。
1番だから易しい、ではないのです。
順番 | 曲番 |
1 | 34 |
2 | 11 |
3 | 32 |
このような感じで順番になっています。
また、プレインベンションは全部で56曲あります。1曲ずつ、どのようにして弾くのかというワンポイントアドバイスも記載されているので、わかりやすくとても楽しめる教本になっています。
プレインベンションの順番を参考にしながら進めていくことをおすすめします。
バッハのインベンションに入るにはまだ遠すぎる、もう少し上達したい、という場合にプレインベンションをよく練習しておくと効果的です。
その他の教本についてもレベル別に紹介しています。
独学で学ぶための定番ピアノ教本の順番をレベル別に紹介!
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プレインベンションの順番を参考にしながら丁寧に練習しよう
プレインベンションは、初級者でも弾きやすくワンポイントアドバイスまでついていて、とても分かりやすい教本になっています。
2声という、普段とは違う少し特殊な曲になりますが、ピアノを弾いていくにあたっては学んでおくべきものでもあります。
インベンションに入る前には、とてもおすすめの教本なので、ぜひ参考にしてください。
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