音楽を学んでいくにあったって、「ソルフェージュ」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
聞いたことはあるけど、一体どんなことをするの?
そしてソルフェージュを学ぶと、どのような効果があるのでしょうか。
実は「ソルフェージュ」とは、音楽を学んでいくにあたっては大切な基礎となるものなのです。
その基礎を学んで音楽能力を上げていけば、音楽をより楽しめるようになるのです。
今回は、ソルフェージュの効果と訓練方法を解説していきます。
ソルフェージュとは?
ソルフェージュとは、楽譜の内容に対する理解を深めるための訓練になります。
音楽を学んでいくにあたっては、「リズム感」「譜読み力」は必須となります。
楽器を弾く時にこの要素が備わっていないと、スムーズに進んでいくことが難しくなるのです。
ソルフェージュで学ぶこと
- 楽譜を読み取る力
- 音を聴きとる力
これらを学んでいくにあたっては、いくつかの訓練が必要になります。
詳しくは次の章で解説していきます。
ソルフェージュを訓練する効果とは
音を聴き分け楽譜を書く能力がつく
聴く力を身に付けることで、聴いた音階やリズムを楽譜に書くことができるようになります。
したがって、お気に入りのメロディーを自分で楽譜に書いて残すことができるようになるのです。
また、好きなようにアレンジもできるようになり、音楽の幅が広がっていきます。
ピアノで弾いたメロディーを譜面に書けるようになると楽しみが増えますね!
楽譜を読む力が身に付く
メロディーを楽譜に書くことができるということは、楽譜を読み取ることができるようになるので、
楽譜を見ると頭の中で音楽がイメージできるようになってきます。
また、楽譜を見て演奏できるようになるまでの時間が短縮できるようになるでしょう。
譜読みを早くするコツを解説しています。
耳コピができるようになる
聴音の訓練を通して音を楽譜に書くことができる、ということは「耳コピ」ができるということです。
したがって、耳にしたメロディーをすぐに演奏することができるようになるのです。
耳コピと言えば「絶対音感」が思い浮かぶのではないでしょうか。
そんな「絶対音感」に興味がある方はこちらを参考にしてください!
絶対音感と相対音感の違いを比較!何歳までに訓練すればいいのかを解説
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また、絶対音感がなくても耳コピはできます!
ピアノで耳コピできるようになりたい!どんなことをすればいい?
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ソルフェージュの内容と訓練方法は?
実際にソルフェージュで訓練していく内容を紹介していきます。
ソルフェージュの内容
- 新曲視唱
- 聴音
- 楽典
主にこれらを学んでいきます。
①新曲視唱
初めて見る楽譜を見て、演奏したり歌ったりできるようにするための訓練になります。
楽譜を正確に読み取る能力を身に付けます
始めてみる楽譜を数分間黙読して、その後正確な音程で歌います。
新曲視唱は音楽の能力向上のためには、最も重要な訓練と言えるでしょう。
②聴音
指導者がピアノでメロディーを弾き、その音が何の音なのかを聴き取り、それを楽譜へ書き起こします。
聴音の訓練には2種類あります。
聴音
- 旋律聴音 演奏されたメロディーを聴き取り、五線譜に書く訓練
- 和声聴音 演奏された複数の音(和音)を聴き分けて五線譜に書いていく訓練
訓練方法は以下のようになります。
訓練方法
- 五線紙を用意して、音部記号や終始線を記入しておく
- ピアノで弾いたメロディーを聴いて正確に五線紙に書いていく
- 書き終わったらもう一度メロディーを聴いて答え合わせをする
聴音を訓練すると、楽譜を読む力と音を聴き分ける力が身に付いていきます。
旋律聴音がだんだんできるようになってくると、和音の聴音もできるようになってくるのです。
③楽典
音楽に対する理論的なことを学びます。
理論的な事とは音楽のルールや法則のことです。
例えば、音符や休符の種類、強弱記号、音階や調などについての説明がされています。
これらの理論を学んでいくことによって、さらに音楽に対する音力が向上していくのです。
ソルフェージュを訓練して音楽をさらに楽しく!
ソルフェージュの訓練を続けていくと、音楽に対してのさまざまな能力が身についていくようになります。
年齢には決まりはありませんが、早ければ早いほど身に付きやすいのです。
しかし、訓練してもすぐに能力が身に付くわけではないので、何度も繰り返しながら地道に訓練する必要があります。
音大を目指している方はもちろん、これから音楽を学んでいきたいという方も、ぜひソルフェージュの訓練をして、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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