ピアノを始めたいけど、夜しか練習できないから音が気になる
ピアノの音は、とても大きく、ご近所に迷惑をかけていないか気になりますね。
本格的というよりも趣味として楽しみたい
と思っている方は多いのではないでしょうか。
そんな時に登場するのが電子ピアノ。
電子ピアノは、機能がたくさんついていて音量も調節できるという優れたメリットがあります。
値段もメーカーや機能によって安いものから高いものまで揃っています。
そこで、今回は初心者から気軽に楽しんでもらえるような電子ピアノの選び方をご紹介します!
Contents
電子ピアノの仕組み
電子ピアノとは、音がデジタル回路で造られている楽器です。
通常、ピアノだとハンマーが弦を叩くことで音が出るのですが、電子ピアノの場合は、ハンマーの代わりにデジタル回路が入っているのです。
このデジタル回路にはピアノの電子音が入っていて、鍵盤を押すと、そのデジタル回路から音が出て、スピーカーを通して電子音が鳴る仕組みになっています。
初心者のにもおすすめ・電子ピアノの選び方
これからピアノを始めてみたい、という方に電子ピアノの選び方をご紹介していきます。
使用目的で選ぶ
1.とにかく楽しみたい
好きな曲をひいて、趣味として楽しんでみたい!
そこまでタッチにこだわらなくても、という方にはスタンドが別になる卓上のタイプがおすすめです。
スタンドが別になるタイプは、テーブルや机の上に置いて使えるところがいいですね。
2.本格的に学びたい
本格的にピアノを学んでいきたいけど、住宅環境の関係上、アコースティックピアノを置くことができない、ということもあるかもしれません。
このようなときは、できるだけアコースティックピアノのタッチに近いものを選ぶといいでしょう。
値段が高くなっていきますが、その分性能もグンと上がり、本物のピアノを弾いているような感覚になってきます。
これからピアノを習いたいという方には、大人のピアノ教室の選び方も参考にしてください!
鍵盤のタッチで選ぶ
どうしてもアコースティックピアノに近いタッチにこだわりたい場合、鍵盤の材質を見てみましょう。
電子ピアノには樹脂鍵盤、木製鍵盤、ハイブリット鍵盤があります。
樹脂鍵盤 プラスチックのような軽いタッチで、爪が当たるとカチカチと音がしてしまいます。アコースティックピアノを弾いたときに差を感じて しまうでしょう。
木製鍵盤 ある程度の重さがあるので、アコースティックピアノに近い感覚で弾くことができます。
ハイブリッド鍵盤 木製鍵盤にアコースティックピアノの鍵盤のアクションをそのまま搭載。より本物のピアノに近い感覚で演奏できるでしょう。
ペダルがあるかどうか
電子ピアノにもペダルがついています。
しかし、全てに付いているわけではありません。
本格的に練習する場合、ペダルがあれば表現の幅が広がります。
アコースティックピアノと同じですね。
モデリング音源搭載かどうか
「モデリング」が搭載されているかどうかもチェックしましょう。
モデリング
グランドピアノの88鍵一つ一つの音を録音してサンプリングし、そのサンプリングしたピアノの音を細かく分析し、ピアノの音の響く過程を最新の技術でデジタル化して音を作ります。
そのため、本物により近い音を再現できるようになるのです。
スピーカーの数はどうか
音の音色や強弱まで表現できるスピーカー。
このスピーカーの搭載数が多ければその分、本物に近い臨場感を味わうことができます。
スピーカーの数が4つ、または6つ搭載されていれば、より質の高い音になるでしょう。
・電子ピアノとアップライトピアノのメリットについて解説しています。参考にどうぞ!
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電子ピアノとアップライトピアノのメリットとデメリットを比較!
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初心者にもおすすめの電子ピアノ6選・5万〜10万円台
コルグB2SP
コルグB2SPは、音色、タッチなど、コンサートホールで体験するのと同じような感覚で演奏できるように設計された、コルグの新しいスタンダードピアノ・シリーズになります。
3本ペダル・ユニットがスタンドに固定されているので、演奏に集中、楽しむことができます。
ヤマハP-125
コンパクトで持ち運び可能、ハイクオリティを実現した電子ピアノです。
鍵盤は低音部では重さがあり、高音部では軽くなるように、音域によって弾きごたえに変化を持たせることで自然なタッチを実現させるグレードハンマースタンダード鍵盤を搭載しています。
2Wayスピーカーを新たに搭載し、アコースティックピアノのような豊かな響きを味わうことができる電子ピアノです。
カシオPX770
CASIOPX-770は独自のAiR音源「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」により、グランドピアノならではの「響き」を徹底追求することにより、豊かな響きを表現することができます。
鍵盤は象牙調・黒壇調鍵盤で、高級感を感じさせる風合いと質感にこだわり、よりピアノに近い手触りになっています。
手軽に使えて、初心者やピアノを趣味として楽しみたい方におすすめです。
初心者にもおすすめの電子ピアノ6選・10万〜20万円台
ヤマハYDP165
YAMAHAからエントリーモデルでARIUS(アリウス)という人気シリーズが出ました。
シンプルでいながら音とタッチにこだわりを持っているピアノで初心者でも入っていきやすい電子ピアノになります。
ローランドHP704
ローランドHP704の鍵盤は、木材と樹脂のハイブリッド構造を搭載。木材ならではの手触り、耐久性に優れている樹脂を使い最高の質感を味わえます。
さらにスピーカーが4つになり「アコースティック・プロジェクション」を搭載しています。
4スピーカーでも、メインスピーカーにコアキシャルスピーカーを採用していることで、4スピーカー以上の音色と強弱など、豊かな表現がしっかりと出るようになっています。
・電子ピアノの寿命についてこちらの記事で解説しています。
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電子ピアノの寿命は何年?長持ちさせるための管理方法と修理について解説
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初心者でも親しめる電子ピアノを選んで演奏を楽しもう

電子ピアノには、多くの機能がついていて、メリットがたくさんあります。
初心者でもすぐに親しめるようなシンプルなデザインでありながら、様々な楽器の音が内蔵されているので、曲の雰囲気で音を変えながら楽しむことができます。
また、住宅条件でアコースティックピアノが置けなくても、電子ピアノであればコンパクトだし、夜遅く時間でも練習もできる優れものです。
しかし、本物のピアノに近い造りになるほど値も張るので、趣味として楽しみたいのか、本格的に練習したい(させたい)のかという目的を明確にして決めていくといいでしょう。
ぜひ、参考にして電子ピアノを楽しんでください。